【産業カウンセリングの現場から】第29回 日本の「勤勉さ」をどう再構築するか
2012.08.01
【安全スタッフ】
若者が働くことから逃げた?
いま、生活保護の受給者が急増している。厚生労働省の調査によると平成23年7月以降生活保護の受給者は毎月200万人以上で記録を更新し、さらに増加の一途をたどっている。なかでも20代の若者の受給が増加している。この種の若者はインターネットで連絡を取り合って生活保護制度を悪用して、いかに働かないでも生活保護を受けられるかという情報を交換している。
彼らは生活保護者になることに何の抵抗はなく、病気を装って障害者手帳を不正に取得し、生活保護を受けるだけでなく住民税や国民年金などの免除対象者になっている。これでは本当に受給を必要としている人たちの生活を圧迫し、いずれ破壊してしまうことになるであろう。…
執筆:日本産業カウンセリング学会 会長 楡木 満生(立正大学名誉教授)
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成24年8月1日第2167号 掲載