【ぶれい考】新たな運動様式の創造を/安永 貴夫

2021.08.19 【労働新聞】
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 コロナ禍は私たちの労働運動にも大きな影響をもたらした。

 「人を集めて盛り上げる」型の運動を得意としてきたが、コロナ禍では、春季生活闘争、メーデー、平和運動、各種会議などあらゆる取組みでオンライン中心とせざるを得なかった。日常活動でも、相談活動などで個々の対話の重要性を再認識するも、感染症対応に迫られ悩みは尽きない。

 オンライン行事は、参加者から「熱が伝わらない」「意見が出しにくい」といったネガティブな感想が出る一方、「移動時間がなくて良い」「旅費の節約になる」「気軽に参加できる」などのポジティブな評価も多い。とくにセミナーなどで、従来に比べ参加者が増加しているなどの効果も現れている。

 私たちは、これを機会に今後の労働運動、日々の諸活動のあり方を考える契機にしなければならないのではないか。

 そもそもコロナ禍以前から、…

筆者:連合 副事務局長 安永 貴夫

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令和3年8月23日第3317号5面 掲載
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