【イラストで学ぶリスクアセスメント】第33回 玉掛け不良の災害防止
2012.08.01
【安全スタッフ】
一昔前のクレーン災害は、クレーンの能力不足(最大作業半径×定格荷重)、地耐力不足などによるクレーンの転倒が多発していました。
近年、油圧技術の進歩などにより大型クレーンが普及し、クレーンの能力不足による災害は減少しました。最近のクレーン災害は、設置方法の不良による転倒と玉掛け方法不良によるつり荷の落下災害が多い傾向にあります。
玉掛けとはクレーン・移動式クレーンなどに、荷を安定した状態でつるために行う荷かけおよび荷外しの作業です。
そこで、今回はクレーンフックへの玉掛け不良をテーマにします。
みなさんの職場で使用している玉掛け用具は、玉掛け用ワイヤロープ、つりチェーン、繊維スリング、特殊なものでは最大つり上げ能力が4点つり400tの超軽量繊維スリングがあります。かつて日本では、玉掛け用ワイヤロープが主流でしたが、最近は繊維スリングとつりチェーンが多く使用されています。…
執筆:中央労働災害防止協会 関東安全衛生サービスセンター 安全管理士 中野 洋一
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平成24年8月1日第2167号 掲載