【送検事例】クレーンの無資格運転で送検
2012.08.01
【安全スタッフ】
千葉・船橋労働基準監督署は、クレーンの無資格運転をさせたとして建設工事会社と同社課長を安衛法違反の疑いで千葉地検に書類送検した。物流センターの地震対策工事で、清掃のため資格のない労働者がつり上げ荷重6tのスタッカークレーンの運転を行ったところ、クレーンと倉庫の棚の間に挟まれて死亡したもの。課長は「短時間なら」と運転をさせてしまったという。(H24・7・2)
事件の概要
事故は、物流センターの地震対策工事中に発生。労働者が床面の掃除をするために、倉庫の荷の出し入れをするスタッカークレーンを動かしたところ、クレーンと棚の間に身体が挟まり死亡した。
船橋労基署の捜査によると、労働者はクレーン運転の資格を持っていなかったことが分かった。現場の責任者である課長は、…
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平成24年8月1日第2167号 掲載