【トップ&キーマンいんたびゅう】“巡回ケア”できるシステムが必要なのでは…
2011.09.15
【安全スタッフ】
民間企業で長く産業保健・労働衛生・安全管理に携わってきたキャリアを生かし、現在、神奈川産業保健推進センター・メンタルヘルス対策促進員の任にある柳下澄江さん。心の健康確保体制が不十分な事業所の支援には、専門員が数社を受け持って追跡聴取と巡回ケアに当たるようなシステムづくりが必要なのでは、と考えている。
――柳下さんはOHC(オキュペーション・ヘルス・ケア)事務所の代表でもいらっしゃいますが、それまでは旧コニカ㈱で安全衛生スタッフを務められていたとか。
柳下 最初は保健職として入社し、労働衛生関係が中心だったのですが、作業員の心身のケアには安全面にも通じている必要があると考え、安全管理の勉強もさせてもらいました。新入社員教育や職長教育を行うため東京安全衛生教育センターのトレーナー養成講座を受講したりしましてね。
――女性のRST講座への参加というのは、珍しいですねぇ。
柳下 受講生のなかで、女性は私ひとりでした(笑)。それができたのも…
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平成23年9月15日第2146号 掲載