【産業カウンセリングの現場から】第31回 労使が協力しメンタルヘルス対策を
2012.09.01
【安全スタッフ】
休職・復職テーマに研修実施
私は、埼玉産業保健推進センターでメンタルヘルス対策促進員をしております。6月12日に連合埼玉が開催した「休職・復職サポートの研修」の研修メンバーに加わりました。産業保健推進センターと労働組合がメンタルヘルス対策で協力する大きなメリットとその意義は①メンタルヘルス対策の継続とその実効性を確保することが可能であること、②労働組合の社会的存在がメンタルヘルス対策の裾野の拡張に効果大であること、です。
この研修では全体を通して、労働組合と事業主が積極的に協力し合える共通のメリット(目標)に気を配りました。たとえば会社(事業主)にとって、メンタルヘルス対策の取組みが、会社の生産性の向上、好業績につながる理論やそれに対する好事例などがあれば、さらに健康問題(心の健康)が経営課題の優先的順位となり、メンタルヘルス対策の取組みに弾みをつけられるのではないかと考えたからです。
そこで、諸先輩の方々から、事業主がメンタルヘルス対策を積極的に取り組むうえで、考え方(理論)とそれに対する好事例について教え乞い、多くの方からいろいろな情報をいただきました。…
執筆:小杉社会保険労務士事務所 社会保険労務士
埼玉産業保健推進センター メンタルヘルス対策促進員 小杉 隆樹
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平成24年9月1日第2169号 掲載