【労働基準監督官の目】積極的な判断で災害未然防止
2011.10.01
【安全スタッフ】
地方の町でレジャー施設の新設工事が行われた。かなり昔のことである。この工事は、地元の建設会社2社で構成する共同企業体が元請けとなって施工されることになった。工期は半年余りであったが、小さな町にとっては大きな建物で、地域の期待を受けての公共工事であった。
工事は着工後、基礎、鉄骨建方と順調に進んだが、屋根を施工することになったのは、地元からは遠い他県のL工業であった。そして、さらに実際の作業は孫請けの鈑金会社が請負った。作業に入る前に、鈑金会社のM社長は…
執筆:茨城・常総労働基準監督署 署長 渡邉 広
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平成23年10月1日第2147号 掲載