【イラストで学ぶリスクアセスメント】第13回 フォークリフトの災害防止
2011.10.01
【安全スタッフ】
フォークリフトは、便利な荷役運搬機械として重宝されていますが、一方で重篤な災害も少なくありません。今回はフォーク災害のなかで、運転者が被災した事例です。
フロントガラスなどのないカウンターバランスフォークを運転中、積荷がずれたので荷崩れを直そうとして、運転席から身を乗り出してマストにはさまれました。
カウンターバランスフォークの危険性
(A)フロンガラスなどがないフォーク。エンジンを止めずに荷崩れを直そうとして、運転席から身を乗り出した時、チルトレバーに大腿部が触れたのでマストが傾き頭をはさまれる
(B)大型フォークでエンジンをかけたまま運転席から離れ、機体の横から体を乗り出して左手でチルトレバーをつかんだため、マストが手前に傾き右手をはさまれる
(C)エンジンをかけたまま坂道に停車して降りた時フォークが自走してひかれる
(D)フレコンパックを片側のフックで吊り、走行中に急旋回したので機体が倒れ下敷きになる…
執筆:中央労働災害防止協会 関東安全衛生サービスセンター 安全管理士 中野 洋一
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平成23年10月1日第2147号 掲載