【産業カウンセリングの現場から】第9回 「ことばの処方箋」で部下の育成

2011.10.01 【安全スタッフ】
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声のトーンで変化に気づく

 産業カウンセラーとして企業のメンタルヘルス対策に関わらせていただいて3年目になります。日頃は、企業を訪問し産業保健のスタッフや労務管理担当者の方々とお話しさせていただいております。最近はメンタルヘルス研修をすることも多くなりました。私が研修でいつもお伝えすることは、あいさつする、話を聴く、ほめる、などはストローク(=心の栄養物)と呼ばれ、こころの健康づくりのためにとても大切だということです。

 ストロークは、人にはなくてはならないものであり、人はストロークをもらうことで元気になったり、やる気や自信が出たりします。職場では、このストロークをいかにコミュニケーションにのせてやり取りしているかが重要なのです。

 企業の担当者との話は、現場がよく把握でき非常に勉強になることも多く、私自身教えられることがたくさんあります。そのなかでも、…

執筆:中村まゆみ社会保険労務士事務所代表
特定社会保険労務士産業カウンセラー 中村 まゆみ

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平成23年10月1日第2147号 掲載
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