【建設業の労働災害事例】第178回 トンネル内で溶接機で溶接中、一酸化炭素中毒となる
2012.10.01
【安全スタッフ】
災害の発生状況
1.発電所建設工事において、排水トンネルを建設するもので、延長394m、掘削断面積9.7㎡、仕上り内空断面積5.3㎡、施工はNATM工法で全断面掘削工法である。
2.トンネルは、坑口部(厚さ250mm)、終点側39m区間(厚さ700mm)のみ覆工コンクリートを施工するものであり、災害が発生したのは終点側の覆工コンクリート打設のための妻型枠の取付け金具を溶接していた際に発生したものである。
3.災害当時、切羽から13.8mのところにエンジン溶接機(燃料無鉛ガソリン、定格出力 5.1KW、総排気量265cc)を置き、…
建災防北海道支部編「建設業の死亡労働災害事例集」より
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平成24年10月1日第2171号 掲載