【うんちく歳時記】第20回 兵馬俑(へいばよう)
2011.10.15
【安全スタッフ】
秦の始皇帝の兵馬俑(へいばよう)を見てきました。1974年、水不足に困った農夫が井戸を掘っていたら陶器に出会い、今日の兵馬俑の発見につながったとされています。俑とは死者の死後の世界での生活に必要なもの、いわば副葬品です。古代、王が亡くなると実際に人を墓の周りに埋めたのですが、文化の発達で人形を使うようになったとのこと。そこにはまるで生きているかのように実物大の兵馬がありました。始皇帝の墓の近くにはなんと8000体もの人形があるとのことです。始皇帝は12才で秦の国王となり周りの国々を滅ぼし初めて中国を統一したことで有名ですが、なんと王位についてから36年をかけ、延べ70万人を使い、自分の墓を作ったのです。
もちろん兵馬俑も…まだまだ発掘作業は続いていて謎の部分が解明されるのはズット先になりそうです。考古学の世界では謎が謎でなくなったり、新たな謎が生まれたりしていますが、…
執筆:建設業労働災害防止協会 セーフティエキスパート 中込 平一郎
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平成23年10月15日第2148号 掲載