【ぶれい考】社員意見もとに制度改定/島原 由里子
2021.08.26
【労働新聞】
皆さんの会社では人事制度をどう見直されているだろう。どんな制度を取り入れるかは会社の進む方向や考え方を示す大きなメッセージであり、経営にも社員にも影響が大きい。先日制度改定を社内発表して一息ついたところなので、今回はこれをテーマにしたい。
弊社では年に一度、制度改定を行っている。改定する内容を8月に社内発表し、10月から導入を開始している。近年の大きな改定は、2016年に役割等級制度を導入したこと。以前本紙でも紹介してもらった。その後も毎年、経営計画、社員の声、人事データ推移、世の中の流れ、法令改正など、社内外の状況と少し先の未来を意識しながら、重点を置くテーマを決めて制度改定を行っている。
考える範囲が広いため、日頃の情報収集や意識がものをいう。今年は、柔軟な働き方、不妊治療・子育て支援、給与水準、海外勤務支援を重点テーマとして改定した。
企画に当たっては、…
筆者:オタフクHD㈱ 人事部長 島原 由里子
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令和3年8月30日第3318号5面 掲載