【送検事例】作業主任者が直接指揮せず

2021.08.27 【安全スタッフ】
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 奈良労働基準監督署は、木材加工用機械を取り扱う作業の際、作業主任者に直接指揮を行わせていなかったとして、集成材製造販売業の会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで奈良地検に書類送検した。木材加工用の機械の電源を停止せずに、労働者がローラーに詰まった木くずを取り除こうとして、ローラーに巻き込まれた。労働者が、一時心肺停止となる労働災害が発生している。(R3・6・21)

事件の概要

 災害は今年3月16日、集成材製造販売会社の工場内で発生した。木造加工用機械の電源を停止せず、労働者がローラーに詰まった木くずを取り除こうとしたところ、体がローラーに巻きこまれた。労働者が一時心肺停止となる労働災害が発生した。

 木材加工用機械を取り扱う作業を行わせるに際しては…

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2021年9月1日第2385号 掲載
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