【送検事例】共謀して危険回避の措置怠る
2011.11.15
【安全スタッフ】
東京・青梅労働基準監督署は、建設業の個人事業者と元請けの現場責任者が共謀して危険回避措置を怠ったとして、安衛法違反容疑で東京地検立川支部に書類送検した。労働者が浄水所の沈殿池内にある水路の補修工事を行っていたところ、動力で回転する機械に頭部を挟まれて死亡したもの。機械停止か、覆いを設けなければならなかったのに作業を優先させ、措置を怠ったという。(H23・9・29)
事件の概要
事故は、青梅市内の浄水所で発生。労働者が沈殿池内の水路の補修作業を行っていたところ、スクレーパ(沈殿した汚泥を掻き寄せる動力機械)のガイドローラーに頭を挟まれて死亡した。
青梅労基署の捜査の結果、回転する機械に巻き込まれる恐れがあったのにもかかわらず、…
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平成23年11月15日第2150号 掲載