【トップ&キーマンいんたびゅう】安全・健康への備えはプロとしての“仕事

2011.12.15 【安全スタッフ】
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 協力業者ぐるみで健康確保に取り組んでいるとび・土工工事専門業の㈱伊藤組。体が資本だからと黒田健善社長は気負いなく語るが、その心底には厳しいプロ意識がある。「ケガ防止や病気予防への備えを怠らないのも職人の仕事のうち」というのだ。

㈱伊藤組 代表取締役社長 黒田 健善 氏

――建設業の労働災害防止といえば墜落・転落などを防ぐための安全対策がまず頭に浮かび、健康面への配慮は後回しの印象があります。その中で、御社は協力業者ぐるみで疾病予防に取り組んでいらっしゃる。具体的な施策についてはすでに本誌(安全スタッフ9月1日号)で紹介させていただきました。黒田社長には、改めて健康重視の理由を伺いたいと思います。

黒田 一連の健康対策は、私自身の考えというより先代(現会長)から受け継いだものです。そもそもの経緯を申しますと、労働災害が良いかたちで減っていた平成19年に現場で私病による死亡者が2人出たことがきっかけになっています。

 私病だからといって会社としては知らないではすまされない、我われの関わっている作業仲間が現場で亡くなるというのは気持ちのいいもんじゃないし切ない、元請けさんにも迷惑がかかる……。それやこれやで、健康面に配慮する重要性を痛感し、現在のような取組みを推し進めることになったんです。

――しかし、協力会社25社を対象に健康診断の完全実施、作業者全員からの毎月の問診表提出、きめ細かな健康チェックシステムの整備などを短い年月のうちに実現・実行されているのには驚きます。

黒田 それが可能だったのも…

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平成23年12月15日第2152号 掲載
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