【建設業の労働災害事例】第168回 住宅の屋根雪降ろし作業中、雪とともに墜落する
2011.12.15
【安全スタッフ】
災害の発生状況
1.被災者が所属していた会社は、通常個人住宅の新築工事などを主として施工する会社であるが、冬期間はそれらの工事もないため除雪作業を請負っていた。
2.発生当日、会社に被災者を含む3名の作業員が集まり、2トンダンプに除雪道具、安全帯、ヘルメット、親綱を積んで依頼を受けていた個人住宅の除雪作業に出発した。
3.午前11時頃現場に到着し、2階屋根に3人が上がり、雪降ろしの作業を開始した。
雪止めの金具がないところは親綱と安全帯を使用した作業員が行い、雪止めのある箇所については、滑らないとの事で安全帯を使用しない被災者他1名が行っていた。
4.被災者は、傾斜角27度の屋根からスノーダンプで屋根下に雪を落としていたところ、…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成23年12月15日第2152号 掲載