【能力を生かす!伸ばす!障害者雇用】第9回 効果的な離職防止策 適切に目標を設定 公平な評価も不可欠/紺野 大輝
2021.09.02
【労働新聞】
障害者自ら退職を決断
厚生労働省の平成25年度「障害者雇用実態調査」では、身体障害者と精神障害者に「前職の離職理由」をアンケート調査している(最新の30年度版調査では同様の設問がない)。
身体障害者の回答では、個人的理由が最も多く61.3%、次いで事業主の都合が19.5%、定年・契約期間満了が7.3%だった。事業主の都合や契約満了よりも、「障害者自らが退職を決断している」割合が高いことが分かる。個人的理由の具体的内容をみてみると、「賃金・労働条件に不満」が最も多く32.0%、次いで「職場の雰囲気・人間関係」が29.4%、「仕事内容が合わない」が24.8%。職場における改善等が必要な事項を問う質問では…
筆者:「会社を変える障害者雇用」著者 紺野 大輝
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令和3年9月6日第3319号10面 掲載