【建設業の労働災害事例】第180回 海中で消波ブロック据え付け中、ブロックに挟まれる
2012.12.01
【安全スタッフ】
災害の発生状況
1.工事は、地震による災害復旧工事で、水中基礎コンクリートを打設し、その上に消波ブロック(重量13.1t)を一列三段に再設置するものである。
2.作業員の配置は、クレーン運転士1名、潜水士2名、送気1名、送気ホース管理1名、玉掛・介しゃくロープ2名、測量2名、潜水士補助1名の計10名で作業が行われ、被災者は、潜水士で、フーカー式潜水により潜水作業を行っていた。
3.災害発生時、既に設置されている4個目の消波ブロックから約7mの地点に5個目の消波ブロックを、浮きクレーン(つり上げ荷重150t)で物揚場から着水させ(海中に浮いた状態)その後、被災者の合図により、4個目の消波ブロックから約1mから1.5m離れた地点に移動し海中で浮いた状態(水中基礎コンクリート床面に着水していない状態)で一旦停止させた。
4.その後被災者は、…
建災防北海道支部編「建設業の死亡労働災害事例集」より
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成24年12月1日第2175号 掲載