【送検事例】無資格者に玉掛け作業させる
2012.12.01
【安全スタッフ】
埼玉・川越労働基準監督署は、労働者に無資格でクレーンの玉掛け作業をさせたとして、鉄骨製造会社と同社工場長を安衛法違反の疑いで、さいたま地検川越支部に書類送検した。労働者は天井クレーンを自ら操作し、玉掛け作業を行い、H鋼を積み重ねていく作業をしていたが、崩れてきたH鋼とそばにあったベルトコンベヤーの間に挟まれて死亡となった。(H24・10・18)
事件の概要
事故は建築用の鉄骨製造会社の工場で発生。労働者が、自ら天井クレーンをリモコンで操作、玉掛けし、H鋼を積み重ねる作業を行っていた。突然、H鋼が崩れてきて、労働者はH鋼とそばにあったベルトコンベヤーの間に挟まれて死亡した。
川越労基署の捜査によると、労働者は無資格にもかかわらず、…
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平成24年12月1日第2175号 掲載