【事故防止 人の問題を考える】第115回 エイジフレンドリーな職場をつくる(10)
2021.09.28
【安全スタッフ】
休業1カ月超える切創災害も
働く高齢者に多い労働災害として、これまで転倒災害、腰痛災害を取り上げましたが、今回は切創災害です。
切創災害は、機械、電動工具、カッターナイフ、包丁などの手工具を使用する時や、金属製品を手で取り扱っている時、誤って手指などを切るものなどが挙げられます。さまざまな業種で発生しています。カッターナイフなどは軽作業と捉えられがちですが、休業1カ月を超える重篤な災害も少なくありません。
60代と30代で年千人率に大きな差
・60代以上と30代の切創災害データの比較
高齢者の特徴をみるため、60代以上と30代の労働災害を比較します。まず、休業4日以上死傷災害年千人率(労働者1000人あたり同死傷者数)を比べ、次に、切創災害の発生状況を比べます。…
執筆:労働安全衛生総合研究所 高木 元也
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
2021年10月1日第2387号 掲載