【人材が集まるオンライン採用術】第1回 対面採用との違い 信頼の形成が課題に 社風や人柄伝わりにくい/伊達 洋駆
2021.09.30
【労働新聞】
新型コロナ契機に拡大
2020年に新型コロナウイルス感染症が拡大し、同年4月には緊急事態宣言が発令された。それ以降、採用の「オンライン化」が急速に進んだ。
2022年卒業予定の学生を対象にした㈱マイナビの調査によれば、オンラインのインターンシップに参加したのは72.7%、オンラインの会社説明会に参加したのは87.8%、2021年5月に受けた面接の中でオンラインの割合は82.7%に上る。
採用のオンライン化は、かつてないレベルの大変化だ。というのも、従来の採用は対面状況、すなわち、会うことを前提にしていたからである。この前提を覆すオンライン採用は、対面の採用と比べて、何が同じで、何が違っているのだろうか。
初めに、オンラインでも対面でも、共通して実行しなければならないことがある。
それは「惹きつけ」と「見極め」である。惹きつけとは、…
筆者:㈱ビジネスリサーチラボ 代表取締役 伊達 洋駆
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令和3年10月4日第3323号10面 掲載