【送検事例】架台作成でフォーク用途外使用
2021.10.12
【安全スタッフ】
福岡・行橋労働基準監督署は、フォークリフトを用途外使用したとして、金属廃棄物回収卸売業の会社と同社代表取締役を安衛法違反容疑で福岡地検小倉支部に書類送検した。コンテナに荷物を入れるための架台を作成していた際、フォークリフトで押さえていた鉄板が倒れ、下敷きとなった労働者1人が死亡している。フォークリフトを運搬以外の作業に使っていた疑い。(R3・7・30)
事件の概要
災害は今年5月11日、金属廃棄物回収卸売業の会社の敷地内で発生した。労働者らはコンテナに荷物を入れるための架台を作っていた。架台の上に鉄板を垂直に立て、接着面を溶接するにあたって、フォークリフトで鉄板を上から押し込んでいた。十分に仮固定できたとしてフォークリフトを外したところ、…
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2021年10月15日第2388号 掲載