【今週の注目資料】令和2年 民間企業の勤務条件制度調査(人事院)

2021.10.21 【労働新聞】
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4割が企業年金を導入

 調査は昨年11~12月に実施し、従業員50人以上の企業4076社から回答を得た。事務・技術関係職種の従業員がいる企業では、「退職給付制度がある」との回答が9割を占めている。そのうち、「企業年金制度がある」のは45.8%だった。

 「退職一時金制度がある企業」は、91.2%に上った。内訳をみると、「退職一時金制度のみ」が54.2%、「退職一時金制度と企業年金制度を併用」が37.0%となっている。

 定年制がある企業のうち、継続雇用制度があるのは96.5%。内容は、定年退職した従業員を再び雇用する「再雇用制度」95.7%、退職させずに引き続き常用の従業員として雇用する「勤務延長制度」8.5%、「子会社など特殊関係事業主での継続雇用」1.2%となっている。

 継続雇用制度での最高雇用年齢は「65歳」が最も多く、77.9%を占めた。次いで、「70歳」が8.8%、「上限なし」が8.6%、「71歳以上」が1.8%などと続いている。

令和2年 民間企業の勤務条件制度調査(人事院)

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令和3年10月25日第3326号4面 掲載
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