【人材が集まるオンライン採用術】第5回 面接時の「カンペ」はNGか 準備の「質」が重要 自己・企業理解を促進へ/伊達 洋駆

2021.10.28 【労働新聞】
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パソコン画面に回答例

 人材採用がオンライン化されて以降、よく受ける質問がある。「オンライン面接の際に、候補者がカンニングペーパー(カンペ)をみているようだが、カンペをみているか否かをどのように見極めれば良いか」という質問だ。

 オンライン面接は、面接官側も候補者側もパソコンを用いて行う。相手の顔はみえるが、パソコンの画面に何が映っているかは、お互いに分からない。そのため候補者は、自分が面接で話す内容を書いたファイルを作成し、面接中に、面接官の問いに応じて、それを参照することができる。

 だが、事前に準備した内容を横目に面接に臨むことを、「良し」としない企業もある。そうした企業が、冒頭のような質問を行う。しかし、少し立ち止まって考えていただきたい。面接の準備をすることは、本当に悪なのか。

 たとえば、…

筆者:㈱ビジネスリサーチラボ 代表取締役 伊達 洋駆

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令和3年11月1日第3327号10面 掲載
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