【今週の注目資料】令和2年 新規学卒就職者の離職状況(厚労省)
2021.11.11
【労働新聞】
3年以内の離職率が減少
就職後3年以内の離職率は、新規大卒就職者が31.2%で、前年比1.6ポイント減少した。短大卒も同1.6ポイント減の41.4%、高卒は2.6ポイント減の36.9%で、中卒は4.8ポイント減の55.0%と軒並み減少した。
離職するまでの年数の内訳をみると、大卒者は1年目が11.6%、2年目が11.3%、3年目が8.3%だった。高卒者は、1年目が16.9%、2年目が11.9%、3年目が8.1%となっている。
業種別では、大卒者の離職率が最も高いのは宿泊業・飲食サービス業で51.5%(同1.1ポイント減)だった。次いで、生活関連サービス業・娯楽業46.5%(同0.3ポイント増)、教育・学習支援業45.6%(同増減なし)、医療、福祉38.6%(同0.2ポイント増)、小売業37.4%(同1.9ポイント減)と続いている。
高卒者の離職率が高い業種は、宿泊業・飲食サービス業61.1%(同3.1ポイント減)、生活関連サービス業・娯楽業56.9%(同2.8ポイント減)だった。
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令和3年11月15日第3329号4面 掲載