【ぶれい考】COP26の課題と期待/石上 千博

2021.11.11 【労働新聞】
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 10月31日から、イギリスのグラスゴーでCOP26が行われている。

 これまでも連合は、現地に赴きCOPに参加してきた。私自身も2019年12月にスペインのマドリッドで開催されたCOP25に参加したが、今回はコロナ禍の影響で見送らざるを得なくなり、非常に残念だ。

 今回の会議では、COP25で持ち越された課題が議論の中心になると思われる。具体的には、「市場メカニズム」に関するルールづくりや、「共通タイムフレームの設定」などである。また、COP26議長が掲げる重点課題として、①石炭の段階的廃止の加速、②森林破壊の削減、③電気自動車への切替えの加速、④再生可能エネルギーへの投資奨励――が挙げられている。

 今回で結論が出ることを期待しているが、パリ協定(COP21)から議論してきた課題であることから、簡単ではないと想像できる。

 たとえば…

筆者:連合 副事務局長 石上 千博

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令和3年11月15日第3329号5面 掲載
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