【ぶれい考】付録ラジオに今も感謝/則松 佳子
2021.12.09
【労働新聞】
小学6年生のとき、定期購読していた子ども向け科学雑誌で、付録が電磁石式のコイルラジオ作製キットという号があった。完成させイヤホンを耳に当てたとたん、いろいろな言葉が私のなかに飛び込んできたことを鮮明に覚えている。「コンセントにつないでいないのになぜ音が聞こえるの?」「この銅線を動かすとなぜ聞こえ方が変わるの?」など、新鮮な驚きで頭がいっぱいになった。最後に私の頭の大半を占めることになったのは、「今聞こえている言葉を理解できたら、どれだけ多くの情報を得ることができるんだろう?」ということだった。
聞こえていたラジオ放送の大半は、…
筆者:連合 副事務局長 則松 佳子
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令和3年12月20日第3333号5面 掲載