【今週の注目資料】令和2年国勢調査 人口等基本集計(総務省)
2021.12.16
【労働新聞】
39道府県で人口が減少
2020年10月1日時点における日本の総人口は1億2614万6000人だった。前回調査した2015年から94万9000人減少している。日本人は178万3000人減少し、外国人は83万5000人増加した。
都道府県別でみると、人口が増加したのは8都府県だった。増加率は高い順に、東京3.9%、沖縄2.4%、神奈川1.2%、埼玉1.1%、千葉1.0%、愛知0.8%、福岡0.7%、滋賀0.0%(694人増加)。北海道、東北、中国、四国地方を含む39道府県は減少した。減少率は秋田が6.2%と最も高く、岩手と青森がともに5.4%で続く。
総人口に占める65歳以上の割合は26.6%から28.6%に上昇した。イタリアの23.3%やドイツの21.7%よりも高く、世界で最も高い水準となっている。都道府県別にみると、秋田が37.5%と最も高く、次いで高知35.5%、山口34.6%など、45道府県で25%以上となっている。一方で、沖縄は22.6%と最も低く、東京が22.7%で続いている。
この連載を見る:
令和3年12月27日第3334号4面 掲載