【送検事例】雇入れ時の教育を行わず
2021.12.28
【安全スタッフ】
三重・松阪労働基準監督署は、雇入れ時の教育を怠ったとして、建設会社と同社取締役を安衛法違反の容疑で、津地検松阪支部に書類送検した。建設現場で当日雇い入れた労働者が建物2階の内装材の撤去作業を行っていたところ、2階の開口部から墜落し、負傷する労働災害が発生した。雇い入れたときに作業手順などの雇入教育を行わず、作業に従事させていた疑い。(R3・11・16)
事件の概要
事故は、三重県多気郡の建設現場で昨年5月6日に発生した。当日雇い入れた労働者が、建物2階の内装材の撤去作業を行っていたところ、2階の開口部から墜落して負傷する災害が起きた。
安衛法では、労働者を雇い入れたときに作業手順などに関する雇入れ時の教育を行わなければならないと定めているが、…
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2022年1月1日第2393号 掲載