【ぶれい考】金融業界の人事で25年/石田 雅彦
2022.01.07
【労働新聞】
「偶然」と「転機」。個々人のキャリアは、それぞれの人によって異なるこの2つの組合せの妙の上に作られていくものであろう。デジタルトランスフォーメーションが急速に進行する「人生100年時代」において、社員が自分らしく、より良いキャリアを作っていくためには、「偶然」の出来事を好機とし、また、「転機」を上手く乗り切ろうとする社員自身の自律的な取組みに加え、企業(直接的には上司)からの支援がますます重要となる。
因みに、キャリアカウンセリング理論のクルンボルツ博士は、「偶然」を好機に変えるスキルとして①好奇心、②持続性、③柔軟性、④楽観性、⑤リスク・テイキングの5つを挙げる。この5つを使って「計画された偶然」を作り出すことで、「人生の質」を深めることができる。博士自身も、テニスに熱中し専攻を決めかねていた学生時代、テニスのコーチがたまたま…
筆者:オリックス生命保険 執行役員 石田 雅彦
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和4年1月17日第3336号5面 掲載