【送検事例】協議組織未設置で元請け送検

2022.02.10 【安全スタッフ】
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 和歌山労働基準監督署は、解体工事業の元請けと同社工事責任者を協議組織が未設置だったとして、安衛法違反の疑いで和歌山地検に書類送検した。解体工事現場で、二次下請けの労働者が高さ約27mの足場上で作業していたところ墜落し、後日死亡する労働災害が発生している。二次下請けと同社現場責任者も墜落防止措置を怠ったとして書類送検されている。(R4・1・14)

事件の概要

 事故は昨年4月15日、和歌山市内で施工されていたガスホルダー(ガスを貯蔵する設備)の解体工事現場で発生。二次下請けの労働者が地上から高さ約27mの足場上で作業していたところ墜落し、後日死亡する労働災害が発生した。

 安衛法では、特定元方事業者が労働災害を防止するための協議組織を設置、運営を行うよう定めているが、…

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2022年2月15日第2396号 掲載
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