【これで解決!シゴトとココロの問題】第13回 ストレスの原因丁寧に傾聴を ★労働新聞社Webサイトで配信中★

2022.02.10 【安全スタッフ】
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 日々の業務に忙しく、管理的立場にいると、心の健康問題に目を向ける余裕がなくなりがちだ。弊社ではWebサイトで「これで解決! シゴトとココロの問題」という番組を配信し、よりシンプルな語り口で具体的なノウハウを示している。今回のテーマは「異動後に吐き気 体調不良続く」。法政大学の廣川進教授(臨床心理士、公認心理師)は、保健師は、本人が話すストレスの原因について丁寧に傾聴する必要があると指摘。家庭の問題と仕事の不適応の両方が影響している可能性があるとして、家庭の問題に首を突っ込みすぎないことがポイントとした。

異動後に吐き気 体調不良続く

 総務部から広報部に異動して半年が経った男性Aさん(30代男性)。朝通勤途中の電車内で吐き気に襲われ、内科や胃腸科などを受診したものの原因が分からないと言います。胃に痛みを感じることもあり早退したこともあります。

 保健師のBさんが相談に乗ると、仕事に慣れないことと離婚調停中であることを話し、「吐き気と関係があるのか」と尋ねました。どのようなアドバイスが適切でしょうか…。

森谷 瞳(以下、森谷) さあ、廣川先生。こちらの事例はいかがですか?

廣川 進(以下、廣川) まず症状として吐き気があったり、お医者さんに行ったけれども、原因が分からないということなので、考えられるのは「心身症」という可能性がありますね。…

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2022年2月15日第2396号 掲載
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