【送検事例・図入り】フォークの特別教育を怠る
2022.02.25
【安全スタッフ】
神奈川・鶴見労働基準監督署は、フォークリフトの運転をさせるに当たり、特別教育を実施していなかったとして、家電製品販売業の会社と同社商品センターグループ次長を安衛法違反の疑いで横浜地検に書類送検した。労働者がフォークリフトを運転していたところ、商品センターの2階から1階に通じる屋外のランプ(道路)を走行中に転倒。左足が挟まれる労働災害が発生した。(R4・1・18)
事件の概要
事故は昨年2月13日、横浜市鶴見区の同社商品センターで発生。労働者が最大荷重0.9tのリーチ式フォークリフトを運転して、2階から1階に通じる屋外のランプを走行していた。バックで傾斜路を下って、カーブに差し掛かったところ、フォークリフトが転倒。労働者が左足を挟まれ、膝下を切断する労働災害が発生した。
安衛法では、最大荷重1t未満のフォークリフトの運転業務に就かせる場合、…
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2022年3月1日第2397号 掲載