【アフターコロナの健康経営実践法】第8回 トップのリーダーシップ 自身の言葉で発信を “お手本”示し浸透図る/永田 智久
2022.03.03
【労働新聞】
コロナ禍にCEO自ら
健康経営は、経営者がリーダーシップをとり、従業員らの健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することである。そのなかでもとくに重要なのが経営トップのリーダーシップだ。健康経営優良法人は、健康宣言を社内外に発信することが必須要件となっている。
健康宣言は、企業が健康経営に優先的に取り組むことを宣言するものだ。ただ、形式的に出せば良いというものではない。仏作って魂入れず、とならないためのポイントを説明する。
まずは、経営トップが健康宣言を自らの言葉で繰り返し従業員に説明すること。デンマークに本社を置くグローバルヘルスケア企業のノボノルディスクは、一斉に在宅勤務を始めて以降、グループCEOがビデオメッセージを発信し、…
筆者:産業医科大学 産業生態科学研究所 産業保健経営学研究室 准教授 永田 智久
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令和4年3月7日第3343号10面 掲載