【ぶれい考】育成への投資が重要課題/石田 雅彦
2022.04.07
【労働新聞】
コロナ禍に伴いリモートワークが拡大し、社員の価値観も大きく変化している。働く場所や時間に束縛されない心地良さを実感した人、家族のそばで仕事をして自分のやりがいを見つめ直した人も多いだろう。この拡大は、社員の帰属意識に対する「遠心力」、言い換えると「雇用の流動化」を推し進める力として作用しているのではないか。
ただし、総務省統計局「労働力調査」によれば、「転職者」は、コロナ前の2019年に351万人まで増えたのが過去最高で、21年には288万人に減少。「より良い条件の仕事を探すための転職」が大きく減る一方、「会社倒産、人員整理、事業不振等による転職」は増え、コロナ禍による景況感の後退をより色濃く反映した結果となっている。
むしろ、注目すべきは…
筆者:オリックス生命保険 執行役員 石田 雅彦
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和4年4月11日第3348号5面 掲載