【ぶれい考】一層の労働債権保護を/村上 陽子
2022.04.14
【労働新聞】
2021年4月からスタートした法務省の法制審議会担保法制部会に、同年10月より参加している。現在は、「中間試案」の取りまとめに向けて、論点に関する「二読目」の議論に入ったところだ。
金融機関等の融資では、従来、担保として不動産や個人保証が多用されてきた。一方、不動産を有しない中小企業への融資や個人保証へ過度に依存しない融資の手法として、在庫などの動産や売掛金債権のような債権を担保とする実務が広がってきた。
これらについては民法に規定がなく、…
筆者:連合 副事務局長 村上 陽子
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令和4年4月18日第3349号4面 掲載