【アフターコロナの健康経営実践法】第14回 睡眠とパフォーマンス 負債蓄積でミス増加 「休日昼まで」は要注意/永田 智久

2022.04.14 【労働新聞】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

7時間が死亡率最低?

 あなたはしっかりと眠れているだろうか。この質問に、睡眠時間を考えた人もいれば、睡眠の質を考えた人もいるだろう。結論は、いずれも重要だ。

 睡眠時間と死亡との関係を日本人約11万人を対象に調べた研究では、7時間睡眠の人が最も死亡率が低く、それより睡眠時間が短くても、長くても死亡率は高かった(Tamakoshi,2004)。では、みんな7時間寝ましょう、とのメッセージが適切かというと、必ずしもそうとはいい切れない。

 この研究では、ある時点で睡眠時間を調査し、集団を約10年追跡して死亡を確認する、観察研究という手法が採られている。性別や年齢など考えられる要因の影響は取り除かれているが、すべての要因を漏れなく考慮することは難しい。何らかの体調不良が潜在的に存在し、その影響で睡眠時間が長い、また体調不良が死亡の原因となったなども考えられる。つまり、相関関係はあったとしても、…

筆者:産業医科大学 産業生態科学研究所 産業保健経営学研究室 准教授 永田 智久

この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

労働新聞電子版へログイン

労働新聞電子版は労働新聞購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

令和4年4月18日第3349号10面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。