【送検事例】検査証切れのクレーンを使用
2022.04.26
【安全スタッフ】
三重・伊勢労働基準監督署は、検査証の有効期限が切れた移動式クレーンを使用し、さらに無資格者に運転させていたとして、定置漁業を営む会社と前代表取締役を安衛法違反の疑いで津地検に書類送検した。同社の作業員が移動式クレーンを操作していたところ、別の作業員がつり荷と接触する災害が起きた。作業員の左手にぶつかり、指を骨折している。(R4・3・23)
事件の概要
事故は昨年2月8日、三重県度合郡大記町の会社作業場で発生。作業員が移動式クレーンを操作していたところ、別の作業員がつり荷と接触し左手にぶつかって、指を骨折する労働災害が起きた。
安衛法では、つり上げ荷重が3t以上の移動式クレーンに対して2年に1回、検査をしなければならないと定めている。伊勢労基署の調べによると、…
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2022年5月1日第2401号 掲載