【想いはせれば】第179回 許容濃度以下でも個人差が
2022.05.27
【安全スタッフ】
▶私が環境調査機関に在籍していたとき、労働基準監督署から依頼があって、東京・下町の従業員30人程度の合成革靴工場に出掛けました。
有機溶剤中毒らしい患者が1人、その工場から出て、騒動になっていました。他の従業員は何年も働いているのに異常はない、労災補償のタカリじゃないかと噂しているというのです。
測定は作業環境測定基準にしたがって実施し、分析の結果、いずれの測定箇所においても基準値(許容濃度)を下回っていました。
職場の有機溶剤を吸入して中毒にかかったとされる労働者の作業箇所は、…
執筆:セフテイレビュー 代表 末松 清志
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2022年6月1日第2403号 掲載