【これで解決!シゴトとココロの問題】第17回 上司が交際迫り抑うつ状態に ★労働新聞社Webサイトで配信中★
日々の業務に忙しく、管理的立場にいても、心の健康問題に目を向ける余裕がなくなりがちだ。弊社ではWebサイトで「これで解決! シゴトとココロの問題」という番組を配信し、よりシンプルな語り口で具体的なノウハウを示している。今回のテーマは「上司が交際迫り抑うつ状態に」。法政大学の廣川進教授(臨床心理士、公認心理師)は、店長の言い分しか聞かずもみ消すのは絶対にNGと指摘。本人にどうしてほしいのかを尋ねるとともに、会社として事実関係の調査を進めることが必要とした。職場における“勘違い”を未然に防ぐため、研修で上下関係の問題点を教えるべきとしている。
断ってからいやがらせが…
飲食チェーンを展開するF社。店舗でホールを束ねる女性Aさんから、「抑うつ状態」との診断書が提出されました。エリアマネージャーがAさんに聞くと、店長に交際を迫られ、断ってからいやがらせや暴言を受けるようになったそうです。しかし、店長に話を聞いても逆上して「彼女は嘘をついている。ぼくは何もやっていない」の一点張りです。店舗では混乱が広がっており、早く収束させたいのですが…。 |
森谷 瞳(以下、森谷) さあ、廣川先生。こちらの事例はいかがですか?
廣川 進(以下、廣川) これもなんかよくありがちなケースですね。
森谷 そうですね。最近よく聞くケースだと思います。
廣川 こういったケースの場合、どういった印象を持ちますか? どんなふうに感じますか?…
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