【送検事例】酸欠で空気呼吸器を備えず
2022.06.10
【安全スタッフ】
茨城・土浦労働基準監督署は、空気呼吸器を備えていなかったとして、廃棄物処理業の会社と同社取締役部長を安衛法違反の疑いで、水戸地検土浦支部に書類送検した。マンホール内の現場から、取締役部長が作業を終え地上に戻ろうとしたところ、タラップを登っている途中で意識を失い転落。救助に入った同社作業員も意識を失い、2人とも酸素欠乏で窒息死している。(R4・5・17)
事件の概要
事故は、茨城県土浦市のマンホール内の下水管閉塞物除去作業現場で発生。廃棄物処理会社の取締役部長が作業を終え地上に戻ろうとしたところ、昇降用タラップを登っている途中で意識を失い転落した。救助のため、マンホール内部に入った同社作業員も間もなく意識を失い倒れた。2人とも酸素欠乏により、窒息死するという労働災害となった。
安衛法では、…
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2022年6月15日第2404号 掲載