【社労士が教える労災認定の境界線】第244回 出張先のホテルで入浴後に部屋に戻る際に転倒
2017.05.29
【安全スタッフ】
遮断器組立などを行う会社に勤務するAは、遠方へ出張のため前日に現地に赴き、近くのホテルに泊まることになった。ホテルに到着後、ホテル内の食堂で夕食をとると、同じくホテル内の浴場で入浴を済ませた。入浴後、着替えて脱衣場から部屋に戻ろうとしたら突然意識を失って転倒した。転倒の際に後頭部を強打し、出血のため救急車で緊急搬送されたという(Aは意識を失っていたため、記憶がなく気が付いたら病院にいたと証言)。脳内に出血などがあり両嗅神経損傷による嗅覚脱失になり嗅覚に障害が残った。…
執筆:一般社団法人SRアップ21 兵庫会
(協)神戸中小企業労務協会
社会保険労務士 夢野 智行
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平成29年6月1日 第2283号 掲載