【ぶれい考】多様性の表出を当然に/則松 佳子
2022.06.16
【労働新聞】
さまざまな場面で人々の「多様性」が肯定的に語られることが今や当たり前になってきたが、それが具体として自分の前にやってくると、私たちは戸惑うことも多い。
まず民族の多様性。「単一民族国家」とつい思いがちな人も少なくない日本では、人々は民族を前面に出した生活はしにくいかもしれない。在日コリアンも含め多様なルーツの人々が住んでいることは分かっていても、目の当たりにして初めて実感できたような気分になる。ロシアのウクライナ侵攻が始まり「渋谷にウクライナ人など数百人が集まった」との報道をテレビでみたときには、正直「こんなにいたのか」と驚いた。国際会議に参加すると、…
筆者:連合 副事務局長 則松 佳子
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令和4年6月20日第3357号5面 掲載