【社労士が教える労災認定の境界線】第342回 海外出張中に取引先工場で巻き込まれ災害

2022.06.28 【安全スタッフ】
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災害のあらまし

 ガラス製品メーカーに勤務する社員N(32歳)は、コロナ禍の影響による渡航制限も少しずつ緩和されたため、2年ぶりに海外の取引先工場の視察に向い、現地で工場のラインの確認や視察などを行っていた。新商品製造用の機械を自らテスト作業していた際に、機械の回転部分で指を挟まれ、負傷した。現地で応急措置的な治療を受け、帰国後、労災認定の手続きを行った。

判断

 社員Nの海外渡航先でのケガは、海外での負傷ではあるが、業務上の労災として判断された。

解説

 海外での労災認定であっても、業務上・業務外の判断基準は国内と変わらない。労災認定となる「業務災害」とは…

執筆:一般社団法人SRアップ21 東京会
社会保険労務士 小泉事務所 所長 小泉 正典

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2022年7月1日第2405号 掲載
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