【今週の注目資料】ものづくり産業のデジタル技術活用、人材確保・育成の調査(JILPT)
2022.06.30
【労働新聞】
手順書整備で育成強化
調査は従業員数30人以上の製造業2万社を対象とし、3677社から有効回答を得た。開発から顧客との取引まで、工程のどれか1つでも「デジタル技術を活用している」と答えたのは2472社で、全体の67.2%だった。
これらのデジタル技術活用企業のうち84.7%が、「活用を進めるために強化した人材育成・能力開発の取組みがある」としている。従業員数300人以上の企業では、90.4%に上る。
具体的な取組み内容(複数回答)としては、「作業標準書や作業手順書の整備」が47.3%で最も多かった。「Off-JTの実施」が42.6%、「身につけるべき知識や技能の明確化」が36.5%で続いている。
人材確保については、「自社の既存の人材に対して関連した研修・教育訓練を行う」が48.5%と最も多い。
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令和4年7月4日第3359号4面 掲載