【今週の注目資料】平成28年労働組合基礎調査(厚生労働省)
2017.01.16
【労働新聞】
パート労組員数が1割増
厚生労働省は、平成28年労働組合基礎調査の結果を公表した。
28年6月30日時点における単一労組の数は2万4682組合で、前年に比べ301組合(1.2%)減少した。一方、労働組合員数は994万人と、前年比で5万8000人(0.6%)増加している。
雇用者数に占める労組員数の割合を示した推定組織率は前年より0.1ポイント低い17.3%となり、過去最低となった。24年以降、毎年減少が続く。
女性についてみると、労組員数は319万2000人で前年比2.3%の増加、推定組織率は12.5%で前年と同じだった。
パートタイム労働者の労組員数は100万人を突破した27年からさらに10万6000人(10.3%)増加し113万1000人となった。増加率は、直近5年で最も高い。推定組織率も7.5%と前年から0.5ポイント増加した。
産業別にみたときに労組員数が最も多かったのは「製造業」の約262万人で、全体の26.5%を占めた。以下、「卸売業、小売業」約139万人、「運輸業、郵便業」約85万人が続いている。対前年増減率が最も大きかったのは、「宿泊業、飲食サービス業」だった。
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平成29年1月16日 第3096号4面 掲載