【建設労務安全衛生…こんな時どうしますか?】75 安全教育をレベルアップするには?
2022.07.12
【安全スタッフ】
専門工事業者として大手ゼネコンの仕事を多く請け負っていますが、作業員の不安全行動がなくなりません。また、手順書が作業に合致していないなどの理由から、元請けから安全教育の強化を指摘されています。数年前から、年間計画でいくつかの特別教育を行うと同時に態度教育にも取り組んでいるつもりです。毎日作業所に送り出す際にも口を酸っぱくして安全作業を忘れないように伝えています。このような現状ですが、安全作業をより一層レベルアップしてもらうには、今後の教育に何が必要となるのでしょうか?もちろん、資格取得、職長能力向上教育には力を入れています。ぜひともお知恵をお借りしたいと思います。
言われる側の立場に立って語っていますか
「安全、安全ってもう分かっているんだよ」と言う作業員の声なき声として聞こえてくるような気がいたします。元請業者サイドから安全について教育が足りていないからといって、あれこれ不安全行動や手順の間違いを指摘したり、災害につながる重大な問題ということで日々、安全作業に努めるよう厳しくいえばいうほど、前述の作業員の声が聞こえます。…
執筆:中込労務安全事務所 中込 平一郎
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
2022年7月15日第2406号 掲載