【今週の注目資料】雇用関係によらない働き方に関するアンケート調査(経済産業省)
2017.03.06
【労働新聞】
副業・兼業に満足5割
経済産業省は、兼業・副業に関するアンケート調査結果を公表した。
調査では、1つの会社と雇用関係を持ちつつ別の会社でもプロジェクトベースに仕事をする雇用関係「あり×なし」と、2つ以上の会社と雇用関係を持って働く「あり×あり」の2つのグループに分けて、それぞれ1000人から回答を得ている。
兼業・副業先の週当たり労働時間を尋ねると、「あり×なし」「あり×あり」ともに1~9時間が最も多く、それぞれ49.4%、43.3%だった。10~19時間が23.6%、24.6%と次いだ。
柔軟な働き方に対し満足していると回答したのは、「あり×なし」が50.7%、「あり×あり」が45.8%だった。その理由を尋ねると、最多は「収入面(昇給や安定)」で、それぞれ54.8%、57.6%。グループ間の差が最も大きかった項目は「自分のやりたい仕事が自由に選択できる」で、それぞれ22.4%、13.6%と8.8ポイントの差がみられた。
現在の働き方を選択した理由を尋ねると、どちらのグループも4割強が十分な収入が欲しいと回答した。
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平成29年3月6日 第3103号4面 掲載