【今週の注目資料】令和3年度ハローワークを通じた障害者の職業紹介状況(厚労省)
2022.07.14
【労働新聞】
精神障害者の就職増加
令和3年度のハローワークを通じた障害者の新規求職申込件数は22万3985件で、対前年度比5.7%増と、コロナ禍以前の水準(令和元年度22万3229件)を上回った。就職件数は、9万6180件で、前年度の8万9840件から7.1%増と、求職申込件数の伸びを上回る勢い。ただし、前年度はリーマン・ショック以降増加を続けていた就職件数が12年ぶりに減少した年であり、ピークを迎えていた前々年度と比べると、3年度は6.8%減少している。
就職件数が増加した要因について、厚生労働省は「精神障害者の求職活動が活発化するとともに、就職先として高い割合を占める業種で求人数が増加した」と分析。具体的には求人・就職が製造業では19.8%・18.5%増、サービス業では16.9%・13.2%増となっている点などを指摘した。
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令和4年7月18日第3361号4面 掲載