【通達クリップ注目の1本】コロナ罹患後症状の労災補償
2022.07.26
【安全スタッフ】
疲労感のほか抑うつも後遺症
厚生労働省は、新型コロナウイルスの罹患後症状(後遺症)の労災の取扱いに関する通達を発出しました。4月に罹患後症状に関する診療の手引きが取りまとめられたのを受け、取扱いの明確化を図ったものです。同手引きでは罹患後症状の代表的な例として、疲労感・倦怠感や咳、息切れ、記憶障害、集中力低下、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害などを挙げています。
新型コロナウイルス感染症による罹患後症状の労災補償における取扱い等について(令4・5・12基補発0512第1号)
新型コロナウイルス感染症(以下「本感染症」という)の労災補償の取扱いについては、令和2年4月28日付け基補発0428第1号「新型コロナウイルス感染症の労災補償における取扱いについて」に基づき実施しているところであり、本感染症の罹患後症状についても労災保険給付の対象としてきたところであるが、今般、「新型コロナウイルス感染症診療の手引き別冊罹患後症状のマネジメント(第1版)」(以下「診療の手引き」という)が取りまとめられたことを踏まえ、…
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2022年8月1日第2407号 掲載